映画と小説

好きなことを好きなように書きます

グッドウィルハンティング/旅立ち

 

こんにちは

初めてブログなるものを書いてみます

というのも出版業界や編集などに興味のある

自分の成長のためと言うか、

まあそれは良い風に言ってるだけなんですけど

 

最近毎日と言っても過言じゃないくらいに

映画や小説、また音楽、絵、漫画、、などの

サブカルチャーに触れていく中でなにか残せていきたいなと言うのが目的の一つでありますのでなにか書いていきたいと思います

 

 

何から書こうかと思ったんですが

やはり自分の一番好きな映画を書こうという事を思いまして。

グッドウィルハンティング/旅立ち」

という1997年に公開されたアメリカの映画から書いていこうと思います。

 

 

監督はガス・ヴァン・サントですね

ドラッグストアカウボーイとか

エレファントで有名ですよね

エレファントはまだ観てないんですけども

 

あとサイコのリメイクでなんちゃら最低賞獲得してましたね笑

観てないのでみてみたいです笑

 

そして脚本兼主演のマット・デイモンがなんといってもイかしてますよね

まさに役通りの天才なんですよね笑

しかも無名時代にベン・アフレックと書いていて共にアカデミー賞を受賞するっていうのもそれ自体がいいドラマやと思います

 

そして心理学者であり助演男優賞を受賞したロビン・ウィリアムズです

自分が一番っ好きな役であり、素敵なセリフがもうたくさんありますね

いちいち言うことが深くて誰よりも人間くさい。それがたまらなくいいんですよね

ロビン・ウィリアムズが亡くなったのが二年くらい前ですよね今から。

その時は日本の映画ばっかり観てたのであまり詳しくはなかったですが今になるとすごい俳優さんだったんだなと悲しいですね

 

 

この映画のストーリーとしては

天才少年のウィルですが、幼い頃に色々あって心に傷を負っています。

その少年に天才数学者のランボーが目をつけ、ランボーの古くからの友人の心理学者ショーンとウィルを会わせ、カウンセリングがはじまります。

そこから色々な人間同士がぶつかり合って成長していくというヒューマンドラマです。

 

 

詳しいことはネタバレになるので下の方に書きます笑

 

まずこの映画を自分が一番推してる理由は

人生そのものなんです笑

「愛」「友情」「仕事」「自分」「人生」みたいな生きていく上で大事な要素がほっとんど入ってると思います

 

まだ何も知らない未熟なウィル

妻を愛し続けたショーン

ハーバードの最難問の数学の問題を解いてしまうウィル

底辺大学の教授のショーン

 

対照的な2人だからこそ惹かれるものがあり、

決してショーンがウィルに説いていくだけではなく、ショーンもウィルから色々なことを学ぶ。

 

一つだけ中盤の好きなシーンを

河原でウィルがショーンに様々な知識をひけらかした後にショーンがウィルに言うセリフ。

 

 

 

 


君は子供だ
自分の言っていることの意味すら分かってやしない

美術について問えば君は本から得た知識を並べ立てるだろう
ミケランジェロも、知り尽くしてる
数々の偉業、時の支配者や法王との軋轢、性的嗜好から作品まで
だか君にシスティナ礼拝堂の匂いは語れない
そこに立ってあの美しい天井を見上げたことは無い

現実に
女について聞いたら
愛読書からの抜粋を語るだろうな
数少ない実体験を織り交ぜて
しかし女の横で目を覚ました朝の幸福感なんて想像もつかんだろ

強情で
戦争について聞いたら多分シェイクスピアをぶつけてくるな
「友よ侵略者に立ち向かえ」
でも君は知らん、
この腕の中で息絶えた親友が
心に焼き付けていったあの縋るような目を

愛について問うたらソネットを引用するか?
でも一人の女に骨抜きになったことはないだろ
見つめられるだけで卒倒しそうなくらい神様が自分に与えてくれた天使だと思って地獄から救い出されて、自分も彼女の天使になる
愛の力で彼女を引き止めようと病晩乗越えて私は病室で2ヶ月間妻の手を握り締めて座ったまま寝た
医者も面会時間なんて決まりが私には通じないのを知って諦めた
本当に失うってこと、それは自分を捨てて誰かを愛した者にしか分からん
そこまで深く人を愛したことがあるか?

君を見ていると知性と自信を持った男には見えない
自惚れだけ強いただの臆病な餓鬼だ
君が天才であることは誰も否定しない
君の深さを推し量る事は誰も出来ない
だが君は一枚の絵を見て全て知ったような態度で私の人生を引き裂いた

君は孤児だったね
どれ程困難な人生か私に分かると思うか?
君の気持ちや君という人間が
オリバー・ツイスト」を読んでいればそれは君を要約するものか?
私はね、ばかげた妄想だと思ってる、
今更君から学ぶことは無いしそんな小説を読む気もない
君が自分自身の言葉で話さない限り
それなら興味をそそられ、耳を傾ける

でも君は喋りたくないんだ
自分が何を言うか怖いんだ

君次第だな

 

 

 

是非ともこの土日みてください

 

今僕の周りには頑張っている人がたくさんいます

頑張れば悩むのが当たり前です

そんな時に一番心に残る映画なので是非見てください

 

 

 

↓もっと詳しい話ネタバレになるかもしれません

 

 

 

 

 

まず邦画のイメージは景色や人物の表情を映しセリフではない部分で表現する部分が多い分展開がのったりしてる気がします。

洋画は真反対のイメージがあります。

 

あくまで大雑把なイメージですけど

それをこの映画はとても感情や情景を大事にしているように感じます

 

 

あの教授の部屋にある絵をウィルがバカにするシーンでは絵はあくまで台風の真ん中にいる絶望的な絵として象徴されていますが

後半、川でヨットに乗るおじさんが映ります

そこでは絵と同じようなシーンなのですがとても希望に満ち溢れています。

 

そういったセリフのない表現ひとつひとつが粋な映画です

 

最後の友人がウィルを訪ねていくシーン

ドアを叩いて呼んでもでてこないウィル

そして何を言うわけでもなく悲しいのか嬉しいのか複雑でもあり前向きな表情をしている

そこで語らない「友情」が感じられてとても感動しました

 

また最後ショーンの家のポストに手紙を入れるウィル

 

手紙の内容がとても粋ですよね

 

どこまでも粋なこの映画

是非みてください

また機会があればもっと詳しく書こうと思います