映画と小説

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雲のむこう、約束の場所


雲のむこう、約束の場所 予告編 (The Place Promised in Our Early Days)

 

この映画です!

自分、新海誠監督が2014年に公開した三作目の長編アニメ映画です

この映画すごいんですよ

あの「ハウルの動く城」を抑えて第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞してるんですよね

 

この映画なにがすごいかってやっぱり新海誠節が存分にきいてるところですよね

半端ねえっす

 

まずなんといっても映像がきれい過ぎる

画質の問題とかやなくて絵ですね

きれいな田舎の風景に禍々しくソビエタツ塔ですよね

このミスマッチがなんともいえない幻想性をかもしだしてる

 

次に音楽もいい

主題歌もさることながらBGMもいいんですよね

それに加え、アニメって映画作品以外は自分あんまり観ないんですけど

アニメという「創造世界」の「音」をどう表現するかってところすごく注目するんですよね。。気になってしまう。

でも違和感もなくすごくよかったです

 

次はなんといっても新海誠といえばナレーションやセリフの数々ですよね。

あえてキャラクターの心理状況を話させることで状況に深みがましますよね

というか叙事詩的というのか。。

文学的な表現が多くて、「中学のガキがんなこというかい」ってところもあったりしますがとてもいいです

 

新海誠は田舎が好きなんですかね?

今回も舞台は田舎ですね。北海道ですね。作中では蝦夷と呼ばれています

現実とは別の戦後の世界ですね

また、そこから「夢」というのと関係してきます

夢という概念がまた複雑でみてもらえればわかるんですけどとにかく設定が細かく決まっておりそれと3人の主人公達が関係してくるんですよね。


主人公達は仲のいい男子2人女子1人の3人です

時間系列が何年後かに飛ぶことがあるのでこの主要3人を含む他のキャラクターもしっかりと覚えておかないと見た目が変わるので名前を記憶しておくと物語について行きやすいと思います


この話のキーワードとなるのはやはり

飛行機 塔 夢 恋 友情

の五つでしょうか。


帰る場所。

少年達が成長していくにつれて心も体も頭も変わっていく気がします。

でも大人になりきれない大きな理由がある

それが物語を変えていく

主人公達の人生を変えていく。


子供の頃叶えきれなかった夢が

自分の人生の心の奥底でくすぶっている。


そんな夢を叶えるのに子供から大人になる青春というのでしょうか。


葛藤して悩んでいる時間が青春でしょうか

夢を追いかけるのもまた青春だと思います


それを追いかけるのに心が熱くなります


是非見て欲しいです





がしかし笑

この話ややこしすぎて

あんまりストーリーが入ってこなくて

最後の方にあぁ〜ってなるので

展開も起承転結がしっかりしてるわけでもないので

そういうのが苦手な方はオススメしません笑


ゆったりとした空気や

どこかさみしい感じ

ノスタルジックな気持ちを

大事にできるのならオススメします!!



かくのむずいなぁ

精進します